HOS-S1 近未来の医療を探る
2月21日(水) 15:30 - 17:00
  • 受講無料/事前申込制
コースリーダー: Course Leader:  (一社)日本病院会 副会長 大道 道大 (一社)日本病院会 副会長 大道 道大

固型腫瘍選択的で副作用のないナノ型制癌剤は可能だ
~EPR効果と腫瘍環境の利用~ 

(一財)バイオダイナミックス研究所 理事長 研究所長 / 熊本大学名誉教授 大阪大学医学研究科招聘教授 前田 浩 前田 浩 理事長 研究所長 / (一財)バイオダイナミックス研究所 熊本大学名誉教授 大阪大学医学研究科招聘教授

[講演内容]

[Abstract]

固形腫瘍の血管透過性は正状組織のそれとは大きく異なる。解剖学病理学的構築と各種血管透過性因子(NO、BKなど)の過剰産生がそれだ。腫瘍血管の透過性が亢進しているということは、即ち、高分子物質が腫瘍間質に漏出することで、この高分子を高分子制癌剤におきかえるとその薬物は正常部には漏出せず、腫瘍部のみに集積する。その結果、抗癌効果の増強と、正常組織への副作用を完全に抑えられる。また、腫瘍局所のpH(酸性)やトランスポータを利用するとより副作用のない強力な制癌剤が可能になる(例. P-THP)。全く副作用をみることなく転移性腫瘍も抑えられる。

[講演者プロフィール]

[Profile]

東北大学農学部卒業後、フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学大学院(デービス校)へ留学(修士修了)。東北大学大学院(医学部細菌学、石田名香雄教授)にて博士課程修了後(医学博士)、ハーバード大学がん研究所研究員。1971年から2004年まで熊本大学医学部教授(微生物学)を歴任。2004年より熊本大学名誉教授(医学)、熊本市崇城大学薬学部教授を経て、2010年 同大DDS研究所を設立、2011年より特任教授。2017年 崇城大学退職、大阪大学(院)招聘教授、東北大学特任教授、現在に至る。
日本細菌学会、日本NO(一酸化窒素)学会、日本がん予防学会、日本DDS学会、国際NO学会など各学術総会会長、日本癌学会/日本細菌学会名誉会員、日本生化学会、がん予防学会、DDS学会、その他、 評議員、理事等歴任。
専門分野は高分子薬剤、がん治療、がん予防、感染症の分子病理学、フリーラジカル(特に活性酸素・NO)、プロテアーゼ(病原性細菌)、DDS学。

3DCGが医療を変え…る?

(株)サイアメント 代表取締役社長 瀬尾 拡史 瀬尾 拡史 代表取締役社長 (株)サイアメント

[講演内容]

[Abstract]

ヘッドマウントディスプレイや3Dプリンタなどを用いた「未来型」医療は、格好良さから注目されがちだが、コスト、手間、有用性などを今一度冷静に考える必要がある。
3DCGで出来ること、出来ないこと、単純でも臨床現場で有用(と思われる)ことを、具体的なデモと共に紹介する。

[講演者プロフィール]

[Profile]

2011年東京大学医学部医学科卒業。医師。東京大学医学部附属病院にて初期臨床研修修了。株式会社サイアメント代表取締役社長。医療CGプロデューサー。京都造形芸術大学客員教授。東京大学大学院情報理工学系研究科学術支援専門職員。裁判員裁判用3DCGの制作で2010年東京大学総長賞・総長大賞受賞。1億原子系シミュレーションの可視化映像制作などの他、リアルタイム3DCGの医療への活用を目指し、ノートPCでも動かせる気管支鏡シミュレータや、iPadで動かせる3DCG臓器ビューアーなどを開発。2016年には大隅良典教授のノーベル賞授賞式用に、オートファジーメカニズムの3DCG映像制作を担当。

(敬称略)

(Honorifics omitted)

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